確かにそこにいる証を見届けに。

別バンドをイベント撮影した際に許可をもらって、初めて撮影したのが解散発表ライブだった。
誰にも知らされずにFandangoでのライブ中にMCで発表された時、会場内が独特の空気に包まれた。このまま撮り続けてもいいのだろうか、、、と思った。これがずっと撮り続けてるバンドなら迷わず撮るだろう。泣いてる姿ですらも。でもまだ当時のこのバンドにはそこまでの信頼関係はなかった。なんせその時初めての撮影だったから。
個人的に初めてちゃんと認識したのそれよりも少し前、ジャカの『パーティジャンク』のレコ発打ち上げで。HAPPY UNDER RIVERと仲がよかった彼は打ち上げに来ていて、みんなの前で瀧井さんとディープキスを披露し、瀧井さんに「男とのキスもええもんやなあ」と言わしめた。
それよりさらにお互いを知るきっかけになったのは、シムとヤスイくんとその彼とが、フレミングスとして急速にその絆を深めだした頃、シム家でのその飲み会に「りえぞうも来る~?」と誘われたのがきっかけだったと思う。じゃあなんでそもそもワタシが誘われたのかと言うと、ジャカの中で一番初めに仲よくなっていろいろ話すようになったのがシムで、ワタシも呑みの席に誘われればとにかくすぐのる人間だったからだと思う。
年上だと思っていたので敬語だったし、サン付けで呼んでいたら、ヤスイくんと同い年で一つ下だった。
バンドとして上京してしまっても、関西でのライブの際はいつもシム家に泊まりにきていて、そのたんびにシム家でヤスイくんと一緒にお迎えしては呑んで過ごしてた。
東京サック = 温泉 でフレミングスが揃うのがみんなの夢で、おととし、やっとその夢が叶う!と思ったのに、彼はいろんな諸事情でライブは参戦できても温泉には参戦できずに、泣いた。でも、去年の東京サックでやっとその夢が叶った。嬉しかった。
フレミングスは彼とシムとヤスイくんの三人なんだけど、いつの頃からか彼は何かあるとポロっと「フレミングス四人で、、」とワタシまで入れてくれてるようになった。たぶん一番付き合いが短いはずなのに、それがすごく嬉しかった。ワタシは、嬉しそうに三人が揃ってるのを見るのがとても好きなのだ。
あ!今フレミングスのコミュみたら、女子マネージャーにワタシが入ってる!!
一体いつの間に、、、(笑)
ワタシにとってバンドマンは、被写体、もしくは音楽をしてる敬愛する人々、、、という意識が強くて、友達、、という意識はない。
けど、、、この三人に対しては、バンドマン、被写体として敬愛してやまないのはもちろんだけど、、、それとはまた別に、とても大事な友、、、というかなんというか、、、あぁ、、もう、、ほんとこっぱずかしいんやけど、唯一、そう思える大事な人たちだ。
この三人と一緒に呑んで過ごす時間が、最高に大切なのだ。
そんなとても大事な人のうちのひとりの、、、
とても大事なその日を見届けるべく、
今から向かいます。
フレミングスの1人、ヤスイくんと。
その終わりと始まりを確かにこの胸に、この胸の中に、刻むために。
いってきます。
